定額学び放題の大学受験専門塾=大学進学Kを主宰する竹山が
ほぼ毎日格言を取り上げるコーナー第54回目は、
哲学者・倫理学者で、現在は東京大学附属図書館長をされている熊野純彦先生の言葉をご紹介します📚
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教えは外部から到来し、私が内包するより多くのものを私にもたらす。
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熊野先生は、神奈川県出身の東京大学教授です。
元東京大学文学部長(2015-17年度)も務められ、
多士済々の業界でも驚異的と言われる仕事の幅と量を誇る、日本を代表する知性のお一人です。
今回は、レヴィナスの哲学を下敷きに書かれた『差異と隔たり 他なるものへの倫理』からの引用となります。
こちらに関しては、読んでそのまま捉えるのが一番とは思いますが、
私なりの咀嚼を試みるならば
「本当の教えというものは、私の外から来て、言葉の姿かたちを伴って私の中に取り込まれ、解釈され、私というものの本質を炙りだし、経験と概念を更新してくれる」
といったところでしょうか。
岩波HPの「著者からのメッセージ」も平易で楽しい文体なので、こちら単独でもオススメです。
差異と隔たり - 岩波書店
所有,時間,言語を足がかりに,〈他なるもの〉へのかかわりとしての〈倫理〉を紡ぎだす.
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それでは、みなさまどうか次回までお元気で💐